VIVIANO×TSUKUHIROが「上海ファッションウィーク2021SS」に
注目のファッションデザイナー、ヴィヴィアノ・スーとKIRYU textileとのコラボレーション第二弾が「上海ファッションウィーク2021SS」で発表されます。
ブランド名を「VIVIANO SUE」から「VIVIANO」と変え、ロゴやビジュアルイメージなども一新した今季のコレクションテーマは“芽吹き”。明るい色の植物柄や、そこから芽が出て来るかのようなスリットの入った服などが並び、中でも一際目を引くのは、津久弘織物によるヴィヴィッドなイエローのカットジャガード。今回はトップス、ボトムス、ワンピースの3点がつくられました。
「コロナ禍でいろいろなことが停滞する中、思い切ってリブランディングしました。その新しい出発のテーマでもある“芽吹き”に、この生地がすごくマッチしました。このカットジャガードもよく見ると植物柄になっていて、本当にすごくきれいなイエロー。ここまでヴィヴィッドな色使いは日本ではあまり見ないけど、中国ではこういう色を着る人は結構多いと思いますし、これほどきれいなカットジャガードは中国にはないので、いい反響を期待しています。
今回はコロナで直接生地を選びに行くことができなくて、事前にいっぱいもらっていたサンプルの中から選びましたが、津久弘織物にはものすごくユニークで華やかなジャガードがいっぱいあって、いつかドレスなんかでも使いたいですね」とヴィヴィアノ。
一方、完成品を見た津久弘織物の津久井啓介氏は、今回のコラボレーションについてこう語っています。
「このイエローのカットジャガードは私がオリジナルでつくった生地で、彼の今回のコレクションにぴったりハマってよかった。デザイン的にもカッコよく仕立てていただいて嬉しいです。
普段、自分の生地がこういう風に形になったものを見る機会って、実はそんなにないんです。生地を問屋に納めて終わりということが多くて。だからデザイナーと直接やりとりして、こういう服としての完成形を見ると、創作意欲もより湧いてきます。日頃から海外のファッション雑誌などをよく参考にしていますが、今後も若いデザイナーのリクエストにフレキシブルに応えていきたいですね」
中国市場での反応も楽しみにしていると津久井氏。このコラボレーション企画はまだ継続中で、次回、ヴィヴィアノはKIRYU textileのウールを使った服をつくる予定です。
VIVIANO SUE
中国出身アメリカ育ち。2008年から東京在住。文化服装学院卒業後に自身のブランドを設立。ブライダルとクチュールの仕事から始まり、今はプレタポルテもデザイン。アメリカ、中国、日本での暮らしの経験から東洋と西洋の様々なカルチャーが創作の源となっている。国内外のショーに出展。Vogue、Superior Magazine、GlamourUK、L’Officielなどのメディアでも紹介されている。
https://kiryutextile.com/distinctive-weavers/tsukuhiro-textile/
●KIRYU textileは意欲的なデザイナーを募集中です。
ヴィヴィアノ・スーとのコボレーションが各所で反響を呼んでいるKIRYU textileは、新たなコラボレーションを展開すべく、若いデザイナーを募集しています。桐生の生地を使って誰も見たことのないようなファッションをつくりたいという意欲的なデザイナーの方、是非一度、当HPの問い合わせ先までご連絡ください。それぞれに個性を持つ機屋がお待ちしています!